今年度は、法人組織の整理と再構築に着手した年であった。 障害者部門での障害者自立支援法の施行という大きな制度改革は、職員意識の差を露呈させ、利用者への支援や管理体制についての様々な課題が浮き彫りとなった。 高齢者部門では、介護老人保健施設の安定運営を目指し、ソフト面の充実を見据えた2年目を迎えた。
事業運営に係る設備、人員等の整備は、利用者のより良い人生に繋げるためのものであり、また権利を守るための重要事項である。 しかしながら、そのためには法人経営の安定が不可欠であり、利用者支援の向上を目指すほどその矛盾は歴然となった。
今後、確実な法人運営を継続するためには、財務の裏付けによる事業管理とそれに付随する人事・労務管理体制を構築することが必須であり、中長期計画に基づく単年度計画を作成することが重要課題である。
障害者自立支援法施行への対応と体制整備を実施した。完全移行に向けて、体制整備及び人員配置の整理と準備を進めた。 各事業所の管理職及び事務局のプロジェクトにおいて検討し、機能分化した各施設の利用者特性に応じた事業体系を決定した。
地域社会に根ざした障害者支援を目指す新たな事業所開設計画は、就労支援の強化と併せて相談機能の充実を図り、より総合的なサポート体制を展開させるための地域ネットワークの一役を担うことを目的として進めた。
安全管理・衛生管理を徹底し、利用者が安心してサービスを受給できるよう、危機管理の強 化に努めた。
| 分類 | 小分類 | 17年度 | 18年度 | 増減 |
|---|---|---|---|---|
| 医療関係 | 急病 | 10 | 8 | -2 |
| 誤飲・誤嚥 | 9 | 2 | -7 | |
| 誤与薬 | 19 | 22 | +3 | |
| 事故 | 転倒 | 27 | 21 | -6 |
| その他 | 0 | 7 | +7 | |
| 外出関係 | 無断外出 | 20 | 9 | -11 |
| 集団離脱 | 2 | 1 | -1 | |
| 利用者関係 | 利用者間のトラブル | 2 | 2 | ─ |
| 器物破損 | 2 | 2 | ─ | |
| 車両事故 | 17 | 8 | -9 | |
| その他 | 2 | 2 | ─ | |
| 合計 | 110 | 84 | -26 | |
| 分類 | 件数 | 要治療件数 |
|---|---|---|
| 医療関係 | 13 | 2 |
| 介護関係 | 159 | 17 |
| その他 | 4 | 0 |
| 合計 | 176 | 19 |
各事業所において、事業目的の妥当性、有効性及び効率性の評価と検討に努め、法人事務局において、経営的側面から法人全体の健全な運営に資することに努めた。
近年の法人事業拡大に伴い、平成18年度の職員数は300名を超えた。職員数の増加はその管理体制の困難さと比例する。 福祉職に従事しようという職員が、やりがいを持って働ける職場環境を構築し、非正規職員の職場定着率を高めることが必須である。
事業拡大に伴う事業所の増設と地域への事業所拡散に伴い、各事業所へ即時に発信が可能となる情報ネットワークを構築し、情報及び意見交換ができる体制を整備した。
以上
| 社会福祉会計 | 介護老人保健施設会計 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 科目 | 一般会計 | 授産施設会計 | 診療所特別会計 | 科目 | 煌 |
| 貸借対照表 | |||||
| 流動資産 | 571,398 | 107,166 | 41,422 | 流動資産 | 120,765 |
| 固定資産 | 2,871,848 | 285,274 | 65,460 | 固定資産 | 962,238 |
| 基本財産 | 2,300,688 | 247,835 | 0 | 有形固定資産 | 945,311 |
| その他固定資産 | 571,160 | 37,439 | 65,460 | 無形固定資産 | 5,038 |
| その他の資産 | 11,889 | ||||
| 資産合計 | 3,443,246 | 392,440 | 106,882 | 資産合計 | 1,083,003 |
| 流動負債 | 245,181 | 40,524 | 10,586 | 流動負債 | 56,638 |
| 固定負債 | 658,902 | 75,228 | 70,000 | 固定負債 | 1,140,249 |
| 純資産の部 | 2,539,163 | 276,688 | 26,296 | 資本の部 | △ 113,884 |
| うち次期繰越活動収支差額 | 877,577 | 1,927 | 26,296 | 当期未処理損失 | △ 198,884 |
| 負債及び純資産合計 | 3,443,246 | 392,440 | 106,882 | 負債及び資本の部合計 | 1,083,003 |
| 事業活動収支計算書 | 損益計算書 | ||||
| 授産事業収入 | 23,950 | 施設運営事業収益 | 484,949 | ||
| 事業活動収入 | 1,292,512 | 238,384 | 66,805 | 施設運営外事業収益 | 2,362 |
| 事業活動外収入 | 70,801 | 1,090 | |||
| 収入計(1) | 1,363,313 | 263,424 | 66,805 | 施設運営収益計(1) | 487,311 |
| 授産事業支出 | 21,230 | 施設運営事業費用 | 501,396 | ||
| 事業活動支出 | 1,182,870 | 229,506 | 47,738 | 施設運営外事業費用 | 17,925 |
| 事業活動外支出 | 61,026 | 1,053 | 10,711 | ||
| 支出計(2) | 1,243,896 | 251,789 | 58,449 | 施設運営費用計(2) | 519,321 |
| 経常収支差額(3)=(1)+(2) | 119,417 | 11,635 | 8,356 | 経常利益(3)=(1)-(2) | △ 32,010 |
| 特別収入(4) | 69,692 | 5,298 | 0 | 特別利益(4) | 2,535 |
| 特別支出(5) | 73,994 | 6,300 | 172 | 特別損失(5) | 2,486 |
| 当期活動収支差額(6)=(3)+(4)-(5) | 115,115 | 10,633 | 8,184 | 当期純損益 (6)=(3)+(4)-(5) | △ 31,961 |
| 前期繰越活動収支差額(7) | 761,462 | △ 8,706 | 18,112 | ||
| 繰越活動収支差額の部(8) | 0 | 0 | 0 | 前期繰越損失(7) | △ 166,923 |
| 次期繰越活動収支差額(6)+(7)+(8)+(9) | 876,577 | 1,927 | 26,296 | 当期未処理損失(6)+(7) | △ 198,884 |